印刷に必要な画像サイズについて

簡単ですが、印刷に必要な画像の大きさについて説明します。

デジタル画像は「画素」という、つぶつぶの集まりでできています。
素数が多ければ多いほど、画像は精細になります。
画像の1枚目は、元の画像を画面上で拡大したものです。
四角い画素がたくさん並んでいる様子がわかると思います。

画像の精細さを表す単位として「dpi(ディーピーアイ)」というものがあります。
これは「dots per inch」、つまり1インチの中に
画素がどれだけ詰まっているか、を表すものです。

パソコンの画面は72dpiですので、表示するのに
あまり画素数が多くなくてもきれいに見られます。
対して印刷に必要な画素数は300dpi。
きれいに印刷するには、画面上できれいに表示するより大きい画像が必要なのです。

元の画像を、印刷に必要な大きさに引き伸ばしてみました。
2枚目がもとの大きさ、3枚目が印刷に必要な大きさです。


↓下のリンク先に大きいサイズの画像があります。
https://cdn-ak2.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/rurida-01/20170928/20170928104331_original.jpg
もともと画素数が多くないものを伸ばしたので、
輪郭がぼんやりしてしまっているのがお分かりでしょうか?
小さい画像のまま印刷すると、
このようにぼんやりした仕上がりになってしまうのです。